<平等院鳳凰堂>壁画に下書き 平安の舞「延喜楽」(毎日新聞)

 平等院(京都府宇治市)は24日、鳳凰(ほうおう)堂内にある国宝「仏後壁前面画」に描かれていた舞楽が、延喜8(908)年に貴族、藤原忠房が作曲した舞楽「延喜楽(えんぎらく)」であることが分かったと発表した。平安時代中後期の舞楽の動作が確認できたのは初めてという。27日午後4時から平等院で、市比売(いちひめ)神社(京都市下京区)の「いちひめ雅楽会」が延喜楽を奉納する。

 仏後壁前面画は高さ約3.4メートル、幅約3.7メートル。本尊・阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)のすぐ後方に位置し、山や海、飛天が描かれている。

 平成大修理(03〜07年度)で本尊を移動させた際、近赤外線調査などで、舞台上で楽器の演奏に合わせて舞う舞人たちに下書きの線があることが判明。いちひめ雅楽会の飛騨富久主宰が、襲装束(かさねしょうぞく)の右肩部分を脱ぎ鳥兜(とりかぶと)をかぶった4人が両手を広げて体を傾けながら舞う延喜楽を描いたものだと判断した。

 27日の奉納見学には拝観料が必要。大人600円、中高生400円、小学生300円。問い合わせは平等院(0774・21・2861)。【藤田健志】

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よど号事件40年 残留組の意地(産経新聞)

 「ハイジャック」という言葉も浸透していない時代。乗客は当初恐怖に震え、やがて奇妙な一体感に包まれた。「よど号」乗っ取り事件から40年。たまたま同機に乗り合わせた聖路加国際病院の日野原重明理事長(98)が産経新聞に寄稿し、当時の様子を生々しく振り返った。

 事件は、私が59歳になる半年前のことであり、当時、私は聖路加国際病院の内科医長だった。ちょうど飛行機が富士山の噴火口の真上を飛んでいたとき、日本刀を持った一団からハイジャックの宣言を聞き、これは大変なことになったと胸騒ぎがした。自分の気持ちが動揺しているかどうか確認しようと思い、縛られた手の指で自分の脈拍を数えてみると、平素の脈拍数70が80にもなっていた。

 尊敬するアメリカの医学教育の開拓者、ウィリアム・オスラー博士の講演集『平静の心』にある「医師にとって、沈着な姿勢、これに勝る資質はありえない」という文章や、新約聖書にある「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」というイエスのお言葉が頭をよぎった。私はあるがままに任せるほか仕方がないと観念した。

 冷暖房が作動しない機内の温度は40度にもなり、韓国軍と赤軍側のやり取りで緊迫し、食料をめぐって騒然となったこともあった。だが、ハイジャック3日目に機内放送があり、山村新治郎代議士が乗客の身代わりになって赤軍とともに北朝鮮へ出発することが伝えられた。

 3日目の夜には、乗客の1人がハイジャックとはどういう意味かと質問をしたが、田宮(高麿)代表も答えられなかったので、私がマイクをもらって「ハイジャックする人が説明できないのはおかしい」といったところ、一同は大笑いして、座が急に明るくなった。生きるも死ぬも皆が同じ運命にあるという意識から生じたストックホルム症候群という敵味方の一体感に一同が酔ったといえるのかもしれない。

 乗客の1人が別れの歌「北帰行」を高らかに吟じ、それに対して赤軍一同が革命歌「インターナショナル」を歌うと、学生時代に左翼運動に参加したと思われる乗客たちが手拍子を取って一緒に歌ったりもした。

 ハイジャック4日目の朝に解放されて金浦空港(韓国)の土を踏んだときの靴底の感覚を私は今でも忘れることができない。1969年にアポロの宇宙飛行士が月飛行を終えて無事に基地に帰り、大地を踏んだときの心境に近いものではなかったかと思った。

 人生を還暦前と還暦後に分ければ、私は、後半の人生を誰のためにささげるべきかを深く考えさせる大事件に出会ったわけである。国の内外を問わず、人々のためにささげる生き方を始める人生の転換が与えられたのだと感じ、その後、いつまでもその覚悟を持って生活してきた。

 赤軍のよど号グループのメンバーたちは、今にして無謀なことをやったと後悔はしていようが、帰国すると刑を受けるために、残留組は意地をはっていると思う。

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地下鉄サリン2人の被害者「苦しみ語り継ぐ」(読売新聞)

 猛毒の化学物質サリンによって6000人以上が被害に遭い、13人の命が奪われた「地下鉄サリン事件」から20日で15年になる。

 あの日、同じ電車に乗り合わせた2人の被害者が、事件後、偶然に出会った。2人が恐怖や後遺症を乗り越えられたのは、苦しみを互いに語り合い、悩みを共有できたからだった。今、事件の風化が懸念される中で、2人は周囲に少しずつその体験を語ろうとしている。「二度と同じ事件を起こさないために、私たちには語り継ぐ責任がある」と――。

 1995年3月20日の午前8時すぎ、埼玉県草加市の山本清隆さん(75)は勤務先に向かうため地下鉄日比谷線に乗っていた。小伝馬町駅(東京都中央区)に電車が止まると構内はサリンが充満していて、山本さんは地上に出た10分ほど後に意識を失った。

 それから3年8か月後の98年11月。山本さんが自宅近くの整形外科で看護助手の女性に「サリンの被害に遭った」と打ち明けると、女性の夫も同じ電車にいた被害者だとわかった。自転車で10分ほどの所に住む光野充さん(68)だった。

 山本さんは孤独感を一人で抱え込んでいた。人々が倒れ、手足をけいれんさせていた小伝馬町駅周辺の記憶が消えない。左手の指には後遺症のしびれが残った。

 会社に労災を訴えたが理解が得られず、家族に「あきらめるしかない」と言われたこともあった。それが「同じ被害者の光野さんが近くにいると分かり、心強くなった」という。

 光野さんも2月や3月になると、しびれや体の硬直などの異変を感じていた。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の一種「記念日症候群」。症状が出ると山本さんに電話をして話し相手になってもらった。「被害者同士、細かな説明をしなくてもわかってくれる」という思いがあった。

 10年後の2005年3月19日、山本さんは光野さんに誘われ、乗客4人が命を落とした小伝馬町駅のホームに立った。「新たな一歩が踏み出せた」。恐怖から同駅に近寄れなかった山本さんの目に涙があふれた。

 2、3年前から山本さんはスイミングの仲間や近所の人に、事件のことを語れるようになった。現場で見た悲惨な光景を言葉にするのは15年たった今も楽ではない。しかし他の人に同じ苦しみを味わってほしくないという思いも年々強くなる。光野さんともこう話している。

 「私たちが体験を語ることで、事件の風化を少しでも防ぎたい」

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<キセル乗車>神奈川労働局長を懲戒処分(毎日新聞)

 厚生労働省神奈川労働局の男性局長(51)が、出勤途中のJR線でキセル乗車をしたとして、神奈川県警伊勢佐木署の事情聴取を受けていたことが分かった。容疑を認め、同署は詐欺容疑で書類送検する方針。厚労省は19日、男性局長を大臣官房付に降任し、減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にした。

 厚労省によると、元局長は15日、横浜市のJR桜木町駅で、使用済み回数券を使って有人改札を出ようとしたところを駅員に見つかった。自宅がある東京都北区の赤羽駅では別の回数券で乗車し、2種類の回数券を利用することで赤羽−桜木町間(690円)を無賃乗車した。同様の不正を約60回(総額約4万円)したと認めているという。【佐々木洋】

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<鳩山首相>ミス日本の女性7人が表敬訪問(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は15日、首相官邸で10年度ミス日本の女性7人の表敬訪問を受けた。首相は、記念撮影でミスたちから体を寄せられるなどたじたじの様子ではあったが、グランプリの林史乃(みな)さんらの「日本のすばらしさを伝えるお手伝いをしたい」といったあいさつに聴き入り、「幸せな瞬間でありました」と満足そうな笑顔。同席した平野博文官房長官も「今日が一番良い日だ」と日ごろの会見とは一転、ほおを緩めっぱなしだった。【中島和哉】

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トキ 「疑交尾」の画像を公開 環境省(毎日新聞)

 環境省は12日、新潟県佐渡市で放鳥されたトキのうち、1組が「疑交尾」と呼ばれる求愛行動をしている画像を公開した。10日に撮影した。雄が雌の背中に乗り、くちばしを合わせるなどの行動で、本格的な交尾につながる可能性が高い。08年に放鳥が始まってから疑交尾が確認されたのは初めて。環境省は「敏感な時期なので静かに見守ってほしい」と呼びかける。【足立旬子】

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入れ歯安定剤を自主回収=亜鉛で副作用の恐れ−英グラクソ(時事通信)

 英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)の日本法人(東京)は4日、GSKが製造し、アース製薬が販売する入れ歯安定剤「新ポリグリップEX」の生産を中止し、自主回収すると発表した。同製品は粘着性を高めるために亜鉛を含有。製品の使用によっては亜鉛の過剰摂取となり、貧血や手足のしびれなどの副作用を引き起こす恐れがあるため。
 2007年9月の発売で、計二百数十万本を出荷。現時点で13万1500本が流通しているという。これまでに、顧客から製品使用による手のしびれなど計3件の問い合わせがあった。GSK側は因果関係は不明としているが、「予防的な措置」として製造中止を決めた。ただ、亜鉛を含まないその他製品の安全性は問題ないという。
 購入済みの製品については、返品や代替品への交換に応じるという。問い合わせ先はフリーダイヤル(0120)239912。 

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おいらせ町長選 津波で投票箱24時間監視、ようやく終了(毎日新聞)

 南米チリの大地震で大津波警報が発令され、一部地域で投票が1週間延期された青森県おいらせ町長選の再投票と開票が7日あった。この間、町職員約10人が24時間態勢で投票が終わった投票箱を監視し、候補者陣営も選挙カーの音量を下げるなど、津波の余波は異例の延長「選」にまで及んだ。

 現職と新人の一騎打ちとなった同町長選の投開票日は2月28日。大津波警報の発令で太平洋岸の3地区に避難指示が出たため、町は午前10時半から同地区にある3投票所を閉鎖し、公職選挙法に基づき投票をやり直すことにした。残る17カ所は予定通り投票が行われ、町は期日前投票分を合わせた計18個の投票箱を有効としたが、保管場所は「金庫」(町選挙管理委員会)とだけしか明らかにせず、職員の監視のほか、警察官も巡回を続けていた。

 候補者も特別な配慮をした。新人陣営は「津波で不安な一日を過ごしたのに、さらに騒がせたくない」と選挙カーの音量を下げた。現職陣営は投票率低下を危惧(きぐ)し、独自に日程変更を知らせるチラシを支持者に配布した。

 再投票が行われた一川目地区生活会館を訪れた会社員の吉田一男さん(60)は「この辺は農家が多く、(さらに)後だったら作付けで忙しく、投票どころではなかったかも」。開票の結果、選挙カーの音量を下げた新人が初当選を果たした。【喜浦遊】

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